今回は、EVICIVの2つのモバイルモニター「EVC-1502」「EVC-1506」について、どんな違いがあるのかまとめていきます。
パッと見た感じだと、ディスプレイサイズも同じで解像度も同じ、IPS液晶パネルという点も同じで、どんな違いがあるのか良くわからなかったという方も多いのではないでしょうか。
そのような方のために、両方の製品スペックをひと目で確認できる「スペック比較表」を作成してみましたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
それでは早速ですがまとめていきます!
EVC-1502とEVC-1506の違い
EVC-1502とEVC-1506の大きな違いは、本体の薄さ、重さ、入力端子です。
詳しくは次のスペック比較表をご覧ください。
太字や色付きの項目がスペックの異なる部分となっていますので、そこだけ見ていただければ大丈夫です。
スペックが異なる部分については、さらに詳しくまとめていきます。
スペック比較表
製品名 | EVC-1502 | EVC-1506 |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ(16:9) | 15.6 インチ(16:9) |
パネル | IPS液晶パネル | IPS液晶パネル |
表示色 | 1677万色(8bit) | 1677 万色(8bit) |
解像度 | 1920 × 1080(FULL HD) | 1920 × 1080(FULL HD) |
リフレッシュレート | 60HZ | 60 Hz |
輝度 | 300 cd/m2 | 300cd / m2 |
応答速度 | 5 ms | 5 ms |
映像入力 | USB Type-C ミニHDMI |
USB Type-C 標準HDMI miniDP |
サウンド出力 | ヘッドホン端子 | ヘッドホン端子 |
スピーカー | 内蔵 | 内蔵 |
ブラケット素材 | アルミ合金製 | アルミ合金製 |
本体サイズ (幅 ✕ 長さ ✕ 厚み) |
約 358 × 227 × 5~11 mm | 約 357 × 226 × 11 mm |
本体重量 | 約 750 g | 約 905 g |
VESA | 非対応 | 対応 |
付属品 |
・ミニHDMI ー HDMI ケーブル |
・HDMI ー HDMI ケーブル |
①:映像入力
EVC-1506は、「USB Type-C・標準HDMI・miniDP」の3つの映像入力に対応しているのに対し、EVC-1502は、「USB Type-C・ミニHDMI」の2つの映像入力しか対応していません。
映像入力の対応数は多ければ多いほど汎用性が高くなるので、EVC-1506の方が優れているといえます。
ただし、EVC-1502には「ミニHDMI ー HDMI ケーブル」が付属していますので、出力側(パソコンなど)がHDMI端子であれば特に問題なく接続できるでしょう。
②:本体サイズ・重量
EVC-1502とEVC-1506の本体サイズは、ほぼ同じとなっています。
ただし厚みに関しては、EVC-1506の11mmに対し、EVC-1502は最小5~11mmとなっており、少し薄くなっている部分があります。
入力端子部分の厚みは11mmで、それ以外の部分は5mmと薄くなっています。
また、EVC-1502のほうがスリムな分、本体の重量も軽い設計になっています。
EVC-1506の905gに対し、EVC-1502は750gと、約8割ほどの重量で抑えられています。
EVC-1502のほうがスリムで軽いので、頻繁に持ち歩く方にはこちらのほうがおすすめかもしれません。
③:VESA
EVC-1506はVESAに対応していますが、EVC-1502はVESAに対応していないようです。
Amazonと楽天市場の商品ページを見ても、VESA対応の記載は確認できませんでした。
一部、Amazon商品ページの個人のレビューからは、「VESAに対応している」「VESAのネジ穴がついていた」等の記載は発見しましたが、あくまで個人のレビューなので信頼性には欠けます。
モニターアームなどに取り付けたい方は、確実にVESAに対応しているEVC-1506をおすすめします。
ちなみに、下の記事では実際にEVC-1506をモニターアームに取り付けていますので、取り付け方法や取り付け後の写真が見たい方はぜひ参考にしてみてください。
④:付属品
付属品として、それぞれのモニターの入力端子に合わせたケーブルが付属しています。
EVC-1502は「ミニHDMI」の入力端子があるので、「ミニHDMI ー HDMI ケーブル」が付属しています。
EVC-1506は「標準HDMI」の入力端子があるので、「HDMI ー HDMI ケーブル」が付属しています。
その他のケーブル、USB電源アダプター、保護ケースに大きな違いはありません。
私が購入したEVC-1506には、上記に加えて保護フィルムが付属していましたが、EVC-1502にも付属しているのかについては不明です。これについては、入っていないと思っておいたほうが無難かもしれません。
まとめ
以上がEVC-1502とEVC-1506の違いになります。
最後に、大切なポイントと、どちらのほうがおすすめかについてまとめておきます。
まずは大切なポイントです。
- EVC-1506のほうが入力端子が豊富
- EVC-1502のほうが薄くて軽い
- EVC-1506はVESA対応だが、EVC-1502はVESA非対応
次に、どちらのほうがおすすめかについてですが、基本的にはEVC-1506のほうがおすすめです。
EVC-1506のほうが入力端子が豊富で汎用性が高いという点で優れていますし、標準HDMIにもしっかりと対応しています。EVC-1502のミニHDMI端子より、標準HDMI端子のほうが一般的ですので、ケーブルが劣化したときや出先で忘れてしまったときなどでも、新たに見つけやすいといえるでしょう。
また、EVC-1506は確実にVESAに対応しているので、モニターアームなどへの取り付けを考えている方にもおすすめです。今は考えていなくても後から取り付けたくなるかもしれませんので、後悔しないようにEVC-1506を選んでおきましょう。
一方、EVC-1502にも薄くて軽いというメリットがあるので、頻繁に持ち歩く方にはこちらのほうがおすすめかもしれません。
とはいえ、EVC-1506も十分薄くて軽い設計になっていますので、迷ったらEVC-1506で間違いありません。
価格については、EVC-1502のほうが数千円安くなっている場合があるので、それぞれ確認してみてください。
ちなみに、EVC-1506のAmazonタイムセール情報や買い時の価格については、こちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
どちらを選ぶにしても安くはない買い物になると思いますので、使用目的などを整理して自分にピッタリの1台を見つけてみてください。
また、EVC-1506については、実際に私が購入し辛口気味なレビュー記事を書いていますので、よかったらこちらも参考にしてみてください。
そして、同じようなスペックである「EVC-1504」についても知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。